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ルイスと不思議の時計の原作本は?ハリーポッターの原点と言われる理由は似てるから?

2018/10/06
 
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アメリカでは児童文学として人気のある作品がついに映画化して日本でも上映となりました。

魔法ファンタジー物としてはハリーポッターが有名ですが、その原点と言われるきっかけ等をまとめました。








ルイスと不思議の時計の原作本とは?

原作はジョン・ベレアーズのThe House with a Clock in Wallsという作品で、日本では2001年に「壁の中の時計」と翻訳されて流通しています。
この作品はシリーズものとなっており、ルイスと魔法使い協会シリーズとして出ています。

 

また2018年9月12日には同じ方の翻訳で映画と同名の「ルイスと不思議の時計」として出版されています。映画に合わせて分かりやすいように現代っぽい表紙で再出版されたという事でしょうね。表紙がめちゃめちゃかわいくなりました!

 

最初に出版されたのが1973年のアメリカ。同年11月にはニューヨーク・タイムズの本年度優良図書の一つに選ばれています。

 

その後シリーズ化されますが1991年に作者のベレアーズが死去してからはブラッド・ストリックランドが引継ぎ執筆をしています。

 

ハリーポッターの原点と言われているのはなぜ?

ルイスと不思議の時計について調べるとハリーポッターについて出てきたりします。
「ハリー・ポッターの原点とも言われる」という一文が目を引くのでそこの情報元を探ってみました。

ハリー・ポッター側の情報から見てみる





まず内容ですが魔法ファンタジー小説としての雰囲気は似ていますし、両親が亡くなり魔法使いの世界と出会う設定は似たものがありますね。発売時期的にも原作本の「壁の中の時計」は昔からある作品のため確かにそれっぽく見えます。

 

しかしハリーポッターの着想について作者のJ・K・ローリングさんは過去の取材でこの様な内容の話をしています。

ロンドン行きの列車の中でふとアイデアが浮かんだ。やせている少年の姿。メモを取るものが何も無く、列車が遅れていた4時間の間にたくさんのアイデアが浮かんだ。

 

ハリーポッターは突然思い立ったようで壁の中の時計については着想では出てきてませんね。では影響を受けた作品についてはどんな事を語っているかと言うと・・・

 

ハリーポッターに一番影響を与えた本はエリザベス・ケージの「まぼろしの白馬」と語っていました。

 

そのほかに作家として影響を受けたという作品は、リチャード・スカーリーの作品/イーディス・ネズヒットの作品(宝探しの子供たちなど)/C・S・ルイスのナルニア国物語/エニッド・ブライトンの作品/J・K・トールキンの指輪物語、そして演劇よりシェークスピアに興味を持ったり・・・などなど。

 

ここでも壁の中の時計(ジョン・ベレアーズ)については出てきません。

 

もちろん有名な児童文学ですから読書が好きだったJ・K・ローリングさんが知らないと言う事は無いでしょうが、原点と言えるほどの情報は出てきませんでした。

この段階では宣伝のために有名なハリーポッターの名前を借りたのかな・・・?と思いました。

ルイスと不思議の時計側から見てみる

では映画公式を見てみましょう。

 

映画『ルイスと不思議の時計』公式サイト

 

映画公式ページにどんな風に記載されているかと言うと・・・ハリーポッターの話は出てきてません。映画の宣伝に使われているわけでもありませんでした。

 

 

じゃあどこが初出なのか?と調べていくと・・・書籍版の帯に書かれていたようです。「ハリー・ポッターの原点と話題騒然の新シリーズ」と。
その後のシリーズもので「オペラ座の幽霊」の帯では「ハリーポッターの原点」と紫に白抜きで書かれています。

 

ハリポタの原点と大々的に世間で言われるようになったのはこの帯による効果が大きいようです。

 

宣伝として名前を出すくらいなので恐らくどっかしらかに繋がりがあったのでしょうが、インタビューなど探す限りではありませんでした。設定は確かに似ていますし、様々な影響を考えた結果あえて公言していないという可能性もあるのかもしれませんね。

 

まとめ

原作本は1973年アメリカの児童文学。

ハリポタの原点と言われるようになったのは翻訳本の帯による影響が大きい。

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