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三度目の殺人の映画で咲江の足の怪我の理由は嘘?犯人は広瀬すずなの?

2018/10/09
 
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映画観た感想で、意味がわからない!という人も多かったのではないでしょうか。

大抵の映画は最後に勝利して終わったり事件が解決したりして明確な結末を迎えますが、本作はそうではありませんでした。

 

わかりにくかったことで少し評価が下がってしまっている感がありますので、その一部を私の解釈でまとめてきます。








足の怪我の真相

咲江(広瀬すず)の足については、

 

周囲の人:生まれつきである

本人:子供のころ屋根から飛び降りたから

 

と意見が食い違っていました。作中ではどっちが正しいか示されていませんので、どちらが正しいとは言い切れません。なぜこのような食い違いがあるのか、どちらが正しいのか、ここから先は私の解釈となりますが犯人が誰かなどもからめてまとめていきます。

 

殺人の実行犯は誰なのか

ここがまずはっきりしないと解釈がどんどんブレるので言いますと、咲江ではなく順当に三隅が犯人だと思います

そう思う根拠はその他の様々な件がすっきりするからですね。

 

まず映画タイトルの「三度目の殺人」の意味。

真実がよくわからないのに法廷が三隅を死刑に追いやることそのものを三度目の殺人とする見方など様々な解釈がありますが、私はこれは三隅による三度目の殺人という解釈をしました。

 

 

一度目:30年前の留萌強盗殺人事件

二度目:今回の山中光男殺人事件

三度目:光男を殺したことで死刑になる自分自身のこと。

 

 

わたしはポスターを見たことが最終的な判断になりました。メインの三隅・重茂・咲江の三人の頬に血痕があるポスターですね。結構大々的に様々なところで使われていました。

 

このポスターを見て最初に感じた違和感が、なんで山中の殺人犯候補でもない弁護士の頬に血がついているんだ!です。ちょっと不自然に感じますよね。

 

それを解決するために三隅の「三度目の殺人である自身の有罪判決を出す為に、必要だった人達(ある意味で共犯者として)の血痕」という解釈をしました。

 

なぜ三隅には三度目の殺人が必要だったのか




二度目と三度目は実質セットみたいなものですから、一度目の殺人に注目する必要があります。

 

一度目の殺人で裁判長となっていた重盛の父の証言によると「楽しむために殺す野獣のような人間」だと言っていますが、取り調べを担当した人は「個人的な怨恨は感じられず、空っぽの器のようだった」と話しています。

 

三隅は自身を人の命を奪うことのできる異常者と評していますし罪に対する意識が高く、取り調べの段階ではショックから空っぽ状態になったものの、できるだけ罰を受けるため法廷でそのようなふるまいをしたと考えれば納得がいきます。

 

罪に対する意識が高いというのは、映画後半で「咲江にとって辛いこととなる証言台に立たせないために殺人事件を突然否認したのではないか」という重盛の問いに対して、「ダメですよ僕みたいな人殺しにそんな期待しても・・・」という回答をしたところなどからです。

 

一度目の殺人で自身に罰が足りないのではないかという不安から仲良くなった咲江を守るため殺人をし、自身が死罪になることが本人にとって罪滅ぼしだったのではないでしょうか

 

一貫した咲江を守る姿勢

自身が裁かれること、そして咲江を守ること。この二つが三隅にとって大切な二点だったと考えると様々な行動にも納得がいきます。

 

まず初めに「社長の奥さんに頼まれて保険金目当てで殺した」とどう考えても後に嘘だとばれる嘘をついていること。殺害そのものが咲江と三隅の共謀だったかどうかは不明ですが、咲江を親から守るためという理由で殺害に至ったと言えるわけないですからそのように言ったと思われます。

 

咲江が重盛に、父から性的虐待を受けていたことを裁判で証言するといった事に対しても「嘘ですよそんな話」と一蹴。

 

後半で三隅が本当は自分は殺人をやっていないと言った事も、咲江が法廷で証言することを回避するため。殺人をやったという主張のまま進めば咲江が証言する展開になりかねません。

 

すべて咲江を守るためとするならば納得のいく行動です。

咲江の足の怪我についてどちらが正しいのか

ようやく最初の話に戻ってきました・・・。

 

足の怪我のについてですね。周囲の人と足を引きずっている原因にズレがあった件ですが、これは咲江に虚言癖があるかどうかが問題になっていました。今まで書いた三隅の行動原理が正しいとすると、咲江はいつも本当のことを言っていることになります

 

接見室で三隅が咲江のことを「あの娘はよく嘘をつきますよ」と言っていましたが、これ自体が咲江を守るための嘘ということですね。

 

虚言癖があるという話がなかったとすると、屋根から飛び降りたという理由のほうが真実味を帯びてきます。

 

となると生まれつきという話はどこから出たのかですが、生まれつきという理由を話すことができるのは親ですし出どころは親というのが妥当でしょうか。

 

性的暴行加えるような親ですから、小さな咲江は大けがをして親から逃げるために屋根から飛び降りたと考えることもできるかもしれません。そして虐待を隠したい親によって病院に連れて行ってもらえないなどまともな治療を受けれず不自由な状態になり、親は隠すために生まれつきだと周囲に話したとか・・・完全に想像になりますが。

 

ともかく、特に虚言癖でないとするならば生まれつき不自由であったという理由なら隠す必要などないですし、飛び降りてそうなったと考えるのが妥当ですね。

 

まとめ

私の解釈だと殺人をしたのは咲江を助ける&罪を被りに行った三隅が犯人。

咲江の足が不自由な理由は上記の解釈をするなら屋根から飛び降りた説が有力。

 

 

 

 

 

 

 

 

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