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日日是好日の映画に出る茶道の流派の表千家とは?原作本についても

2018/09/30
 
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エッセイストの森下典子さんが執筆された自伝エッセイで、「にちにちこれこうじつ」と読みます。

 

茶道を学んでいきながら物の見方や日々の移ろいの感じ方などが変わっていく様が描かれた本作品が映画化するにあたって、表千家に関わる流派に関してまとめていきたいと思います。








表千家とはどんな流派か?

茶道には様々な流派があります。細かいものも含めると数百単位であります。

 

その中でも特に有名なのが三千家と呼ばれる表千家・裏千家・武者小路千家の三つです。今作でメインとなっているのも表千家ですので、茶道の中でもメジャーな流派で勉強しているということですね。

 

三千家はどれが一番いいとかはなく、作法の違いがあるだけで茶道の精神は基本的には一緒です。

それぞれ以下のような違いがあります。

裏千家

裏千家は三千家の中でも一番目立っていて人口も多いです。

一番茶道の布教に活発的なのが裏千家であり、戦後になって経営的な面で弱体化した裏千家は学校教育への導入を働きかけたり、家元を財団法人化させたり、海外に普及活動をしたりしています。

 

大衆を取り込むことが大事であったので一般の人でも弟子入りしやすい雰囲気となっていますね。

外国人向けに正座ではなく椅子で行う方法を取り入れたりもしています。

 

有名な他流派との違いとしては、泡を多く点てる・お客様に出すときは時計回り・部屋に入るときは右足からなどが挙げられます。

 

表千家





今作品で出てきた流派ですね。裏千家の約半数ほどの人数と言われています。

 

裏千家とは違い戦後の伝統芸能氷河期でも三井財閥に支えられたことで乗り切ってきました。

そのため裏千家のように大衆向けに変化はしてきておらず、保守的な流派と言えます。

 

伝統を非常に重んじており、千家の中では本家とされています。

有名な他流派との違いは、泡をあまり点てない・お客様に出すときは反時計回りに2回・部屋に入るときは左足から等が挙げられます。

武者小路千家

表裏より人数が少ないのが武者小路千家です。

特徴というのかは少し悩みどころですが、武者小路千家は茶室が何度も焼失しており、その際に茶室や所作も少なく変化させたことから合理的な流派と言われています。

 

必要なさそうな所作を省いてるのは勿論なのですが、どう動けばお客様をもてなせるかという点についても合理的に考えられており、おもてなし精神に配慮のある流派と言えます。

 

どちらかというと表千家に似通っていて、あまり泡を点てなかったり一畳を6歩で歩いたりします。

 

原作について

日日是好日は2002年1月7日に単行本が刊行され、2008年11月1日に文庫化されました。そんなに最近ではなく、結構前の本の映画化ということですね。

 

副題は  「お茶」が教えてくれた15のしあわせ    とかかれており、序章と第一章から第十五章まであります。

筆者が25年お茶を続けて感じてきたことはお茶をやっている人だけでなくやったことがない人も引き込まれる文となっているようで、書籍評価は高いです。

 

25年の歳月はとてもすごいことですね・・・。歴史があるもの題材でそれだけの経験値があるものをエッセイストが書いたら、どんな人でもどこかしら響くところがあっておかしくないですよね。

 

映画を見て心に響いた人は本で読んでみるのもいいかもしれませんね。

 

まとめ

表千家とは沢山ある流派の中でも有名な三千家の中の一つで、伝統を重んじている流派。

原作は10年以上前の作品だが現在でも評価が高い。

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